●遺品整理業者につきまして

市中には多くの遺品整理、生前整理を請け負う業者があります。
遺品整理、生前整理と一言で申しましても、様々な形態があります。
しかし、その詳しい内容を知っている方は案外少ないもです。
このページでは、遺品整理、生前整理業者の選ぶポイントや知識をご紹介させていただきます。


◆業者の形態

遺品整理、生前整理の業者には大きく分けて、廃棄業者と遺品鑑定業者の二つの形態があります。


●廃棄業者
文字通り、遺された遺品を一切合切、廃棄物(ゴミ)として後片付けを請け負う業者です。
遺品整理を行う住まいの間取りの大きさで料金が決まる形態です。

スタッフが数人が現場を訪れ、廃棄物を掃除し、廃棄物の処分までを請け負います。
料金は業者や廃棄物の量によって様々ですが、基本料金はアパートで50.000円~、一軒家で300.000円~程度の費用がかかります。

●遺品鑑定業者
遺品の中から骨董・美術的な価値のあるものを見出し、その価値を鑑定し、廃棄物の処理まで請け負う業者です。
元々は骨董業者のような古美術商ですので、廃棄物の中から価値のあるものを見出すことには長けています。


◆業者の選び方

遺品整理、生前整理を依頼する方の考えにもよりますが、業者選びは慎重に行っていただきたい項目です。

大切な人を亡くした遺族にとって、遺品整理は精神的にも肉体的にも辛い作業です。
そんな遺族に代わり遺品を片付けてくれる遺品整理業者の需要は急激に伸びています。

遺品整理士認定協会理事長の木村榮治氏によると、協会が発足した2011年9月時点で全国に3000社ほどあった遺品整理の関連業者は、2015年8月の時点で8000~9000社にまで急増したということです。

遺品整理、生前整理という分野は、リフォーム業者、引っ越し業者、防虫業者などの業者に似て、正直申しまして結構アバウトな部分が多く、その分トラブルになるケースも多々あります。

当然ではありますが、遺品整理の広告には「いいこと」しか書いてありません。
広告を鵜呑みにされ、即座に依頼するようなことの無いよう防衛知識は付けておいてください。

以下は、その防衛知識をご案内いたします。


トラブルの例
以下は、遺品整理、生前整理で起こりがちなトラブルの実例です。


・セット料金のトラブル
ポストに入れられてくるチラシに軽トラパックや2tトラックパック79.800円などと謳ったチラシをご覧になったことがあるかと思いますが、一見格安で処分できるように思いますが、注意書きをよく見てみると、小さい文字で特約事項が書かれており、実際に依頼してみると、何だかんだと特別料金が加算され、法外な金額になった。

・追加料金のトラブル
最近とてもよく聞くのが追加料金請求をされたというケースです。
業者に見積もりを依頼したところ、見積もっていなかった品物が出てきたので処分したので追加料金を請求してくるというケースです。
このケースは現在とても増えているトラブルで、最初に安い見積もり額を提示して契約を取り、最後に追加で高額な請求をするというやり方です。