終活のすすめ


最近、「終活」という言葉をよく耳にするようになってきました。

「終活」とは、文字通り、「自分の死に対する準備」のことです。

では、なぜ「死ぬための準備」が必要なのでしょうか?

答えは簡単です、「人は一人では死んでいけない」からなのです。

つまり、「遺族への引き継ぎ」ということなのです。

最近は、書店や文房具店に「エンディングノート」という、終活のための記録帳も売られるようになってきました。


◆遺族への引き継ぎ

家族と一緒に暮らしていたにしても、当人がどんな人生を歩んできて、どんな人たちと関わりを持ち、どのような生活をしていたのかは、遺される人には全ては伝わりません。

そして、これこそが遺族の知りたいことなのです。


◆エンディングノート

会社などの仕事上の引き継ぎが必要になることがあります。

退職や異動の際に後任に伝えるべきことは何か・・・等、エンディングノートの在り方には似たところがあります。

つまり、後任者(遺族)が事務的なことで困らないように、必要な情報をわかりやすく提供することです。

エンディングノートは遺言書のような、強制的な表現、例えば、「~してほしい」といった表現が多いと、遺された人たちは選択枝がなくなってしまい、たいへんな重圧になってしまいます。

エンディングノートには、「引き継ぎ」と「思い」を分けて遺すことが遺族に負担をかけないポイントなのです。


◆何を書くか

いざ、エンディングンートを書こうと思っても、「何を書いたらいいのかわからない」というのが本音でしょう。

そこで、お勧めしたいのが「自分史」を書くことです。

「自分史」とは、ご自身がこれまで生きてきた証です。

「自分史」という視点で、ご自身の人生を振り返った記録を綴っておくのです。

り返しますが、遺族の負担になるような「~してほしい」調の内容は避けてください。

 

 

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