遺品整理の用語集

デジタル遺品の整理
デジタル遺品の整理とは、パソコンやスマートフォンのデータやアカウントなどのデジタル関連の遺品を整理することです。

デジタル遺品はご遺族の方が相続することになりますが、資産だけでなくマイナスの財産も相続してしまうこともあります。

ネットの利便性により、様々な情報をパソコンやスマートフォンで管理する人が増えてきました。
以前は自ら出向かなければいけなかった送金や支払いなどもネットバンキングで行えるようになり、セキュリティの問題から本人以外が操作することが難しく、IDやパスワードが分からなければ資産を確認することができないという問題もあります。

独居老人
独居老人とは一人で日常の生活をしている高齢者のことです。

生涯独身の高齢者や配偶者と死別や離別し一人暮らしをしている高齢者であり、周囲のサポート受けられない状態ととなっています。

定年退職後無職で、家族もすでに亡くなっている、もしくは何らかの事情によって疎遠になっているか、遠方に住んでいることで連絡も普通で孤立している高齢者を意味しています。

は行

福祉整理
福祉整理とは、介護や福祉に関わり、高齢者が健全な生活を続けるために住環境を整えることです。
部屋の中にある不用品だけでなく汚物の清掃なども行います。
超高齢社会を迎え一人暮らしのの高齢者が激増し、認知症を発症したり、身体の自由が利かなくなったりする人も増えており、 身の回りのことができなくなった高齢者は、次第に劣悪になる環境の中で生活していかなくてはならなくなります。

福祉整理は高齢者が自身の生活のために行う整理作業です。

法定後見制度
法定後見制度とは、痴呆などですでに判断能力が衰えている方のために家庭裁判所が適切な支援者を選任する制度です。

選ばれた支援者は、本人の希望を尊重しながら、財産管理や身の回りの介助を行います。
判断能力が不十分な場合に本人だけに任せていたのでは、本人にとって不利益な結果を招くこともあります。
家庭裁判所が選んだ援助者が本人のために活動します。

法定相続分
法定相続分とは、被相続人の財産を相続する場合に各相続人の取り分として法律上定められた割合のことです。

被相続人が遺言書を残していた場合は原則としてその内容に従うことになるため、遺産分割協議は行われませんが、遺言がない場合は遺産分割協議が行われ、合意に至った場合はその内容に従い、合意に至らない場合は調停や審判で遺産分割方法が決定されます。

法定相続分はこの調停や審判の際に基準となるものです。
遺産分割協議では相続人全員が納得していればどのような割合で分割することも可能ですが、相続人の間で公平を保つという観点からは法定相続分を理解して正しく運用することで遺産分割協議における争いを避けることができます。

法要
法要とは亡くなられた方の冥福を祈って、供養をする仏教の儀式です。
本来は四十九日目まで七日ごとに法要がありますが、初七日と四十九日を除いては遺族のみで営まれるのが一般的です。
通常は四十九日をもって忌明けとし、この日以降は年忌法要となります。

や行

遺言
民法上の法制度における遺言は死後の法律関係を定めるための最終意思の表示で、法律上の効力を生じさせるためには、民法に定める方式に従わなければなりません。

遺言執行者
遺言執行者とは、遺言の内容を実現させるために必要な手続きなどを行う人です。
遺言執行者は各相続人の代表として、様々な手続きを行う権限を有しています。
遺言執行者は基本的に誰がなってもよく、遺言執行者は相続人だけではなく弁護士、司法書士などを選任することも可能です。

ら行

老前整理
老前整理とは、年老いて体が不自由になる前に、元気なうちに行身辺整理のことです。
本人が元気なうちに身辺を片付けることは生前整理ですが、老後整理は家族が相続等で揉めないように財産の整理が中心で、自分の死後のことを考える整理です。



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