遺品整理の用語集

死亡届
死亡届とは正式には死亡届書といい、法務局の戸籍課が管轄する行政機関へ提出する書類です。

性質上、自分自身で提出できないという特徴をもち、この届けが受理されれば住民票に死亡が記載され、死亡の証明を行う公的証明として利用できます。

死後離婚
死後離婚とは、配偶者が死去した後にその相手側との婚姻関係を解消することです。
配偶者の死亡により婚姻関係は終了するため法的に死後離婚はできませんが、死後に同じ墓に入りたくないなどの意思表示を行うことで離婚と同様の形態になるとの考えで行われています。
姻族関係終了届を提出し姻族関係(配偶者側との親族関係)を解消する場合も、死後離婚と称されています。

終活
終活とは、人生の終えるための活動のことで、人生の最期を迎えるに当たって様々な準備などをする行為の総称です。

自分が亡くなった時の葬儀やお墓、財産相続、生前整理などを行います。
終活は、最後まで自分らしく生をまっとうするために行うもので、遺される家族の悲しみや不安を和らげるために行う意味もあります。

推定相続人
推定相続人とは、将来相続が起こったときに遺産を相続することが推定される人達のことです。
人が亡くなって遺産相続が発生するときには、基本的に法定相続人が相続人となりますが、まだ被相続人が亡くなっていない段階では、相続自身が起こっていないので相続人は決まりません。

例えば、配偶者と子どもがいる場合、相続が起こったときには配偶者と子どもが相続人になりますが、本人が生きている間はまだ相続が起こっていないため、配偶者と子どもは推定相続人になります。
推定相続人は今の状況のまま相続が起こったら相続人にはなりますが、将来必ず相続をするとは限りません。

生前整理
生前整理とは、自分の死後に備えて財産や持ち物を整理することです。

生前整理は物的な整理も含まれますが、自分亡きあとに遺品整理や相続問題で家族が困らないように身辺整理をしておくという意味合いで用いられることが多いようです。

最近では終活の一般化で、生前整理を行う人が増えています。

生前葬
生前葬とは、存命している人が存命中に自分自身の葬儀を行うことです。
人生の節目など元気なうちに感謝を伝える葬儀で、人生においてお世話になった友人や知人を招待して感謝の気持ちやお別れを告げる、社会的関係に区切りをつける場合に行われています。

少子高齢化
少子高齢化とは、出生率の低下による少子化と平均寿命の増大が同時に進行し、人口に占める高齢者の割合が上昇していく状況です。
出生数が減り、高齢者が増え、さらに高齢者の寿命が伸びることをいいます。
出生数が減る「少子化」と、総人口に占める65歳以上の人口が増大する「高齢化」が同時に進行している状態です。

生前贈与
生前贈与とは、生存中の個人から別の個人へ財産を無償で与えることです。
相続、遺産、税金対策を目的に配偶者や子などに財産を与えることを意味します。

成年後見制度
成年後見制度とは、判断能力が不十分な方々を、法律面や生活面で保護したり支援したりする制度です。
私たちは契約を前提とする社会に生きており、スーパーやコンビニなどで買い物すたびに契約書を作ったり、印鑑を押したりはしませんが、法的には契約となります。
契約をするためには、自分の行為の結果がどのようになるか判断できる能力が必要となりますが、判断能力が不十分な場合はそのことにより不利益を被ってしまうこともあります。 そうならないように支援するための制度が成年後見制度です。

相続財産分与
相続財産分与とは、被相続人に相続人が複数存在する場合に遺産を分割をして相続財産を分けることです。

た行

手元供養
手元供養とは故人の遺骨を供養の対象としたもので、自宅供養ともよばれます。
故人の遺骨の一部を手元に置き供養する方法を意味します。


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